アンプの質があなたのギターサウンドをもっとも大きく左右します
¥500,000以上もする、ヴィンテージ・ギターを買われる前に、ぜひ良質のギター・アンプを入手して下さい。
一般的なライヴ・ハウスには、JC-120などのトランジスタ・アンプか、リイシューのマーシャル、フェンダー・アンプが常設してあります。それらのアンプで、深みのある、それでいて突き刺さってくるようなサウンドを出力させるのは大変困難です。
理由はたくさんありますが、最も大きな理由は、安く大量生産するために、リィシューなどの物は、特別な物を除いて、オリジナルとは異なり、回路設計を全く変えてあるという事です。
ヴィンテージの素晴らしい、歴史に残っているアンプたちは、ある程度熟練したクラフトマンしか製作出来ない設計をなされていました。それ故、絶妙なトーンを出力する事が可能だったのですが、それにはコストがかかります。そこで、音質をいくらか犠牲にした形で、現在は製作されているわけです。これは、現在の世界の経済の状況を見ると、しようがない事でもあります。
現代の充実したP.A.システムを考えると、出力は30〜40Wのものが使いやすいでしょう。60Wでさえ、大きすぎることが多く、ヴォリュームを上げることが出来ないために、最大のポテンシャルを引き出せません。
特に、60年代のフェンダー・ブラックフェイス・アンプは、素晴らしい音質です。