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ディレイ・エフェクトは2台のアンプで

ギター・ソロの時、ブースト・エフェクトとともに、何らかのディレイ・エフェクトを同時にONにされる方は多いと思います。そういった場合、最適なセッティングにすれば、ディレイは単にやまびこ効果のエコーだけではなく、ギター・サウンドをフワリと浮き立たせ、バンドサウンドを包み込む様な効果も持ちます。そういった意味で、必要不可欠なエフェクトといえるでしょう。

様々なセッティングを試しても、今ひとつピンと来ない、ディレイの反復音ばかりが気になって、フワリとしない、というときには、少々複雑にはなりますが、2台のアンプを使用すると良いでしょう。

メインのアンプからは、ディレイのかかっていないドライ信号を、サブのアンプからは、ディレイ音の多い(もしくは完全にディレイ音のみ)ウェット信号を出力するのです。この方法は、エリック・ジョンソンや鈴木茂が採用しているやり方で、一度試す価値はあります。

Deluxe Memory Man などはドライ信号とウェット信号の2種類を出力出来る仕様になっています。そこで信号を分岐し、2台のアンプに分けて送るわけです。その際、メインのヴォリューム・ペダルとは別にウェット信号のラインにもうひとつヴォリューム・ペダルを接続すれば、ディレイ音の分量をリアルタイムで調整出来るので、便利です。また、aldente-effectsの”Live Unit”はメインとサブの2つの出力を持っていますので、簡単に信号を分岐できます。

2台のアンプを使用するときには重要な注意点があります。それは2台のアンプから出力される信号の「位相」が必ず合っていなければならない点です。位相が反転していると、ギターだけを鳴らした時にはさほど気にならなくても、バンドサウンドに混じったときに、全く芯の無い、不快な音になります。これは意外と多くのギタリストが気付いていない事で、その原因に気付かず、2台のアンプを使う事を嫌うギタリストが多いものです。位相が合っていれば、非常に効果的なサウンドが得られます。

例えば、フェンダーのブラックフェイス期のアンプ、ヴァイブロラックス・リヴァーブには、2つのチャンネルがありますが(NOMAL・VIBRATO)、この二つは位相が反転しています。また、 Deluxe Memory Man(90年代の再生産モデル) のドライ出力と、ウェット出力では位相が逆です。

ヴァイブロラックスのチャンネル2とROLAND JC-120のチャンネル2を組み合わせた場合も、位相が逆になります(この場合、Deluxe Memory Manで分岐した信号を送れば、正相に出来るわけです)。

この辺りを計算して、慎重に機材を選び、出来ればオシロスコープで2台のアンプの出力の波形を見比べて位相を確認し、最後には自分の耳で確かめる事が必要です。常に同じアンプを使えない場合は、即座に位相を切り替える事が出来るよう、位相の反転する、トランジスタ・一石のバッファーなどをどちらかのラインに接続しておくと良いでしょう。aldente-effects の EP-3 Booster がまさにそうです(ON/OFFFで位相が逆転する)。 Live Unitではこれが容易に変更できるよう、サブアウトの移送を変更できるスイッチを設けています。

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